櫻庭裕丈先生が第21回弘前大学医学部国際化教育奨励賞を受賞しました

2018/01/29 お知らせ

櫻庭裕丈先生は、平成29年10月24日から27日まで、ハワイ大学で行われた「Problem Based Learning– Hawaii Style Workshop」研修に参加されました。このProblem Based Learning(PBL)学習方法は、様々な症例シナリオを、4-5人のグループで、症例検討及び学習事項の列挙、自己学習、最後に学習を通して得た知識をグループ内で発表討論するという3つのステップからなるものだそうです。実臨床の診察・診断・治療のプロセスをイメージしながら、病態の考察から検査及び治療まで自主学習で考え、そしてその内容をプレゼンテーションし討論するものです。ハワイ大学のPBLは、1つ1つのシナリオが非常に洗練されており、うまく学生が重要な問題点を引き出せるようになっているそうです。教官は、逆にすぐに答えを提示するのではなく学生の疑問・興味を引き出すような助言をするだけです。そしてシナリオの検討を繰り返すことにより、学生の様々な問題を解決するために自分で学習する力が高まるようです。本学においても、チュートリアル、研究室研修、BSL、クリニカルクラークシップの中にこの学習法を取り入れ組み合わせていけば、ハワイ大学に匹敵するような教育システムの構築と学生の考える力の向上につながるのではないかと櫻庭先生談です。櫻庭先生、おめでとうございます。